この度 DENIS MADE IN TOKYOにて
アーティスト、カザマナオミの作品を展示いたします。
“引き摺るに徹し液に態を問ふ”
日時:11月29日(火)〜1月15日(日)
レセプション : 12月2日(金)17:00〜20:00
<12月2日(金)3日(土)カザマ在廊予定。>
技法であり主題でもあるブランク(無地)スクリーン。
その図柄という言語を排除することから始まったYosemite(ヨセマイト)シリーズ。作為を極力排除する事に繋がり、そこで起こる偶然性を積極的に捉えることとなったApenhavei(アペンハヴァイ)シリーズ。そしてシンプルに色をただ引き摺るUYの法則シリーズ。展示タイトルである時間の重なりを過去10数年の無図のスクリーンを用いて表面化された作品達をインスタレーションいたします。それぞれのシリーズを通じて生まれメッセージとなった色音をご覧ください。
カザマナオミ / アーティスト 鎌倉生まれ
1 9 9 8 年、カリフォルニア州、サンディエゴにてストリートアートの先駆者O B E Y 、シェパード・フェアリーとの出会いからシルクスクリーンプリントを学ぶ。彼のアートを通じて社会へアプローチをする方法に興味を抱き製作を始める。
帰国後、ストリートにてスクリーンプリントポスターを貼り、作家活動が始まる。同時期に東京、中目黒にて " 大図実験 " を友人とオープンさせる。
ギャラリーでは海外からアーティストを招聘し、ギャラリーに集うアーティスト達と交流を促進。また国内外のアーティストへ製作、展示場を提供。 偏った文化交流発展の場となり、ストリートの延長上を表現する。( 当時の様子を収めたV o n A z a i n ! / 2 0 0 5 や、そこに集った作家達の今の作品とインタヴューを収めたD Y Z / 2 0 1 2 B u e n o B o o k s の本がある。)
N Yと東京ベースに活動するアーティストペインティングコラボレイティブのバーンストーマーズへの参加。 様々な手法や視点を学ぶ。路上でのライブスクリーンプリント活動、B I G O p r o j e c t にてオーガニックコットンの認知度向上や古着などのアップサイクルを促すプロジェクトを2 0 1 0 年よりパタゴニアや山と道、全国各地で開催されるイベントなどで行う。
活動を通じて無地のスクリーンプリントと出会う。
作品の制作において意図的ではなく、具発的に起こるハプニングが発生する場の提供の重要性に気づきブランクシルクスクリーンプリントを使用した表現に重きを置くこととなる。通常シルクスクリーンプリントには図柄、すなわちコンセプトがプリントされる為にあるが、その図柄自体を取り外すことでインクという液体に自由に態度をとってもらい、その色構成と有機的なグラフィックシェイプの合成により出来上がる抽象的な表現を制作している。そこに映し出される事象物は、カザマ自身が圧倒され魅了される混沌と不思議な感覚を受ける自然と生物の営みの様であり、その意図せずに成り立つ全ての存在がおもしろく、砂浜に残る足跡のように美しい。
以降、カザマナオミの創り出すアートの技法はその無地のスクリーンを使用し、様々な色達の表情によって出来上がる作品ではあるが、
それは表面的な話であって、制作の主題は枠を取り外し自由に態度をとってもらうという事、
そして自然に寄り添う事である。
HP : experimentalwaltz
IG : Naomi_Kazama_Art
皆様のお越しをお待ちしております。
日時:11月29日(火)〜1月15日(日)
レセプション : 12月2日(金)17:00〜20:00
12月2日(金)3日(土)カザマ在廊予定。
場所:DENIS MADE IN TOKYO
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6丁目20−10
MIYASHITA PARK SOUTH 20500
営業時間:11:00~21:00(元旦休. 定休日無し)